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苦しみからの解放への軌跡、そして未来 4つのドキュメンタリー
第1回 もうがまんなんかしない! 杏子 第2回 はあとふるDiary −Heart full Life− 桜心愛 第3回 いばらのみち 小日向美樹
第4回 いつか「あの子」を抱く日まで ナオ 第5回 正しく生きた〜い ! ユミ
 
もうがまんなんかしない!〜私の魂を取り戻すために、私が選んだこと〜 杏子
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昔からアウトドアが大好きで特にキャンプは大好きだった。自然の中は気持ちいいし、それに自然とか田舎がいいとみんながいっているから体が感じる感覚より、情報を信じていた。だから自然っていいんだろうということを漠然としか思っていなかったけど、先生に薦められて「大地」を読んでから土地と人とのつながり、土地に感謝する気持ち、作ってくれている人への感謝とか、今まで感じたことがない気持ちが出てきた。
今まで野菜や肉、日用品などスーパーに並んでいるのが当たり前で、自分で働いたお金で買うんだから誰にも感謝なんてしたことがなかった。自分に対するご褒美しか頭になかった。
「今日はがんばったから、ケーキを食べよう」
「今月はがんばったから、洋服を買おう」
もちろん自分へのご褒美は大切なこと。でも何かが欠けている。
いつもご褒美は物質だった。
お店をやっていても“お客さんが来てくれるから”より“私ががんばっているから”
と思う気持ちが強かった。もちろんお客さんにおいしいものを出して、満足して帰ってもらいたいという思いでやっていたけど、やっぱりそうやってがんばってる私がいるからお客さんは満足してくれているんだと思っていた。
自分さえ良ければいい、儲けるための生産、販売、判断基準は損か?得か?
その流れに乗ってきた私。
でもそういう考え方って間違ってると思った。
間違ってるというより、貧しい心だなと思った。
安いから壊れたらまた買う。そのものに愛着なんて持ってないから平気で捨てられる。使い捨ててきたものは物だけではないかもしれない。
人がきれいに手入れをしているものは大切にして、自然の中にあるものは勝手にどんどん成長する、だから自然の中のものを大切にしようなんて考えたことなかった。
当たり前に山には木があって、植物があって、動物がいて、虫もいる。川も海も人間が何かしなくてもそこにある。人のために自然があるんだと思っていた。
でも地球にとって人間は、海や山、川にくらべたらとてもちっぽけで、いろんなものと助けあって共存しながら生きている、地球の一部にしかすぎないんだと思うようになった。
そう思うようになったら、自然の中に存在するいろいろなものが愛おしく感じる。
風や雨の音も美しい。
部屋の窓から見える景色は木が多い。ここに越してきてからそれらの木や土地が私を包んで守ってくれていた。私が苦しくて苦しくてもがいているときもただじっとそこにいてやさしく包んでくれていた。
今は人間がそんな地球の環境をどんどん壊していってる。
だから地球にとって人間は邪魔なんではないか? 必要ないんじゃないか?
そう思ったけど、きっとそんな人間たちでも地球にとって必要なんだと思う。
それならもう少し考えて生きていきたい。
私は人とも地球ともつながって生きていきたい。

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